リニューアル事業とは
組合員のリニューアル
高度化事業を実施した団地に入居する組合員の施設の再整備時には、一社からでも高度化資金を利用できることがあります。既存組合員の増設や建て替え、新規組合員の事業場の整備などに活用が可能です。
活用方法
・新規組合員が空き区画を取得事業場を整備
→新規組合員が団地の空き区画等に施設を設置します。
・隣接する空き区画を取得工場の拡張を達成
→団地組合員が隣接地を取得し、施設を拡張します。
組合の共同事業のリニューアル
組合施設の再整備時にも高度化資金が使えます
歴史の長い組合の共同施設の多くがリニューアルの時期に来ており、過去に高度化を活用した団地施設のリニューアルを機に、耐震化など防災力の強化、人材確保のための託児所の整備など、課題解決につながる活用が可能です。
主な要件
(1)制度要件
制度要件は、次のとおりです。
- 基本的に、高度化制度上はリニューアルに係る特別な要件はありません。実施するそれぞれの高度化事業の貸付対象事業ごとに定められた要件(各事業のページをご参照ください。)を満たしていれば貸付けの対象となります
- 集団化事業及び集積区域整備事業の場合、貸付けを行う時点で上記の要件を満たしていれば、参加者が1者の施設再整備でも貸付けを行うことができます
- 中小企業等協同組合法など他の法令に違反していないことが必要です。
税制措置
(1)税制措置
税制措置についても、各事業に設けられた措置と同様です。
活用事例
板野機工株式会社(協同組合岡山鉄工センター)
過去に高度化事業で整備した組合員が工場拡張用地を確保に活用
高付加価値を生み出す加工部門への進出を志向していたが、現状敷地が手狭なため、取り組めない状況であった。組合は移転を予定する他の組合員に土地売却を提案、承諾を得て、リニューアルが実現した。

協同組合ベイタウン尾道
組合員企業の労働力を確保しやすくするために託児所を整備
優秀な技術をもった人材を確保するため、託児機能を備えた組合会館にリニューアル。また、同じ建物内に人や情報の組合員企業の労働力を確保しやすくするために託児所を整備。交流拠点を設置し、活発な経済活動が行われている。
